小田急「相鉄との交差点」大和駅長対談:改札内に改札、相鉄駅員も小田急線の知識必要
小田急「相鉄との交差点」大和駅長対談

小田急電鉄と相模鉄道が交差する大和駅。両社の駅長に話を聞くと、改札内に改札がある異色の構造や、異常時の連携、相鉄駅員も小田急線の知識が必要な実態など、共同駅ならではの工夫と課題が浮かび上がる。

改札内に改札、両社の駅員が行き交う

小田急の太田隆之駅長は「我々も相鉄さんのことをよく聞かれますが、行き先が多岐にわたるので若い駅員は路線図とにらめっこしています」と語る。大和駅は小田急線と相鉄線が乗り入れており、改札内に両社の改札が存在する珍しい構造だ。そのため、相鉄の駅員も小田急線の知識が必要となる。

運転見合わせや遅延などイレギュラー発生時は、両社間の連絡や調整が欠かせない。警察署などにはそろってあいさつに行くという。太田駅長は「普段から両社一体の駅だと思っていますが、とくに異常時には力を合わせないと対応できないため、お客さまの流れを止めないよう日頃から打ち合わせをやっています」と説明する。

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小田急沿線と横浜をつなぐ拠点

東京都心の新宿をターミナルとする小田急は、神奈川県内を広く営業エリアとしながらも、横浜市内には路線がない。横浜駅はまた、相鉄を含め、JR東日本、横浜市営地下鉄、京浜急行電鉄、東急電鉄、横浜高速鉄道と国内最多の計6社局が乗り入れる一大ターミナルだ。大和駅は小田急沿線と横浜駅方面を結ぶ主要な交通結節点となっている。

相鉄の松永純実駅長は「大和駅は小田急と相鉄の乗り換え駅として、お客様にとって便利な駅である一方、両社の駅員が互いの路線に精通する必要がある」と指摘する。両駅長は定期的に情報交換を行い、お客様の利便性向上に努めている。

若手駅員の育成と連携の課題

太田駅長は「若い駅員は小田急線の路線図だけでなく、相鉄線の行き先も覚えなければならず、大変だがやりがいもある」と語る。相鉄の駅員も同様に、小田急線の知識が求められるため、両社で研修を実施するなどの取り組みが行われている。

異常時の連携については、両社で合同の訓練を定期的に実施。太田駅長は「お客さまの安全を第一に、迅速な対応ができるよう備えている」と述べる。松永駅長も「日頃から顔を合わせ、コミュニケーションを取ることが重要」と強調する。

今後の展望

両駅長は、大和駅がますます重要なハブ駅になると見込む。小田急と相鉄の相互直通運転の可能性にも言及し、将来の連携強化に期待を示す。太田駅長は「お客さまにとってより便利な駅を目指し、両社で協力していきたい」と語った。

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