コモ湖で日本車が熱視線、フェラーリ9億円超えも印象的
コモ湖で日本車熱視線、フェラーリ9億円超え

イタリア・コモ湖で開催されたクラシックカーイベント「ヴィラ・デステ」と「フォーリ・コンコルソ」、そして併催のブロード・アロー・オークションでは、フェラーリ「デイトナSP3」が9億円を超える高値で落札された一方、日本車(JDM)への熱い視線が集まった。

フェラーリ「デイトナSP3」が9億円超え

オークションの大トリを飾ったのは、走行距離わずか743kmの2023年製フェラーリ「デイトナSP3」。最終的に9億円を超える大金でハンマーが落ち、限定フェラーリの圧倒的な市場価値と人気の高さを改めて印象づけた。このモデルは2021年に限定599台で発表されたスペシャルモデルである。

また、近年価格が低迷していたマセラティからは「3500 GT ヴィニャーレ・スパイダー」が68万1250ユーロ(約1億1000万円)で落札され、会場を大いに盛り上げた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

日本車(JDM)が熱視線を集める

しかし、筆者が最も熱い視線を送ったのは、伝統のイタリアンエキゾチックではなく、日本車の圧倒的な存在感だった。昨年のホンダ「NSX-R」の記録的成功を受け、今年も2003年式・チャンピオンシップホワイトを纏い、ホンダ公式の「NSXリフレッシュプラン」を施された極上の「NA2型 NSX タイプR」が登場。エスティメートは85万~95万ユーロ(約1億4000万~1億5500万円)とされた。

さらに、絶対的アイコンである日産「スカイライン GT-R(R34)」が、NISMOによる「CRS」や「V-Spec II Nür」など、同一コレクションから5台すべてノーリザーブで一挙に出品された。

かつては精密なマスプロダクションとしか見なされていなかった日本のスポーツカーが、欧州で最も格式高いコモ湖の舞台で、フェラーリやメルセデスと並び、コレクターたちが血眼で追いかける正真正銘のクラシックカーとしての地位を確立した姿は感慨深い。

自動車文化の進化を体現

オークション会場の外でも、日本車を操るグループたちがコモ湖周辺を活気あふれる様子でツーリングしており、クラシックとしての存在感の急速な高まりを肌で実感した。

伝統のエレガンスを誇るヴィラ・デステ、エンジニアリングの極致を祝うフォーリ・コンコルソ、そして市場の熱量を可視化するブロード・アロー・オークション。これらが共存し、多様な層を巻き込んで熱狂を生み出すコモ湖の自動車週間は、自動車文化の現在進行形の進化そのものであった。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ