オーケーが最強スーパーであり続ける理由:安さではなくコスパNo.1のブランド戦略
オーケーが最強の理由:コスパNo.1戦略

オーケーの強さの本質:コスパNo.1という揺るぎないブランド

数あるスーパーマーケットの中で、オーケーが最強であり続ける理由は何か。流通アナリストの中井彰人氏は、その力の基盤を「安さではなく、コスパで負けないというアピールを続け、消費者に定着しているから」と指摘する。一般的にスーパーはプライベートブランド(PB)で安さと利益を両立するが、オーケーにはPBが少ない。その理由は、品質が担保され価格比較が容易なナショナルブランド(NB)商品で他社と競争し、コスパNo.1を訴求しているからだ。消費者は他店で価格を比較すれば検証可能で、「同じものなら安い」という体験の積み重ねがブランドとなっている。この消費者との約束を守り続ける限り、オーケーの牙城は崩せないと中井氏は分析する。

過去10年で進化した収益構造

オーケーはこの10年で収益構造をさらに進化させている。かつてはNBの利幅を限界まで削って安さを実現し、価格比較ができない生鮮・惣菜などで利幅を確保する薄利多売モデルだった。2015年度のデータでは、食品・雑貨(NB製品)の粗利率が販管費率とほぼ同水準で、NBで薄利を実現し、来店客の「ついで買い」で生鮮などの利幅の高い商品を販売する構造だった。

しかし2025年度のデータでは、粗利率と販管費率の差(利幅)が全体的に拡大している。粗利率の高低の傾向は変わらないものの、収益性が改善されている。これはオーケーの仕入交渉力の強化などによるものとみられ、同社の競争力が一段と高まっていることを示している。

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