日経平均株価はこの17年間で約10倍に上昇し、日本株市場はかつてない活況を呈している。『会社四季報』夏号によると、半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスをはじめとする電気機器セクターが収益を牽引し、日本企業は今期・来期に2桁の増益が予想されている。PER(株価収益率)は株価が1株当たり利益の何倍かを示す指標であり、利益が予想通りに増加すれば、現在のPERの高さが正当化される可能性がある。
新NISAで個別株への関心が急上昇
新NISA(少額投資非課税制度)が開始されてから2年半が経過し、2025年末にはNISA口座数が2800万を超えた。累計買い付け額は71兆円に上る。従来は「オルカン(オール・カントリー)」のようなインデックス型投資信託がNISAの主役だったが、キオクシアをはじめとするAI・半導体銘柄の急騰を受け、よりリスクの高い個別株への関心が高まっている。
大型株でもテンバガーが出現
村田製作所の株価は2025年5月の安値から1年余りで7倍に上昇。アシックス株は2022年の安値から約4年で10倍超となるなど、今や大型株でも「テンバガー(10倍株)」を目指せる時代になった。本特集では、日本株市場をにぎわす急上昇銘柄から大型の低迷株、有望な中小型株までを徹底分析。NISAの「成長投資枠」で買うべき銘柄と避けるべき銘柄を見極める材料を提供する。



