「何かお探しですか?」はNG!売上アップに繋がる店員の質問術
「何かお探しですか?」はNG!売上を上げる質問術

なぜ「何かお探しですか?」はダメなのか

ふらっと入った店で店員から「何かお探しですか?」と声をかけられた経験は誰にでもあるだろう。多くの人は「いえ、特には……」と答え、その瞬間に売れるチャンスが静かに消えていく。経営コンサルタントの河田真誠氏は、著書『質問の魔力「よい質問」がすべてを解決する』の中で、このよくある声かけの問題点を指摘する。

河田氏によれば、顧客は「売り込まれると離れていき、理解されていると感じると近づいてくる」という深層心理を持つ。つまり、「何かお探しですか?」は売り込みの姿勢が前面に出てしまい、顧客に防御反応を引き起こすのだ。

大切なのは「自分のことを話せる質問」

では、どのような質問が効果的なのか。河田氏は「お客さんが自分のことを話せる質問」が鍵だと説く。例えば、「今日はどのようなシーンでお使いになる予定ですか?」「どんな雰囲気のものをお探しですか?」といった質問は、顧客が自分の状況や好みを語るきっかけを与える。

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これにより、顧客は「自分は理解されている」と感じ、店員との距離が縮まる。結果として、購買意欲が高まり、売上アップにつながるという。

「お客さんが欲しい商品」を考えても売れない

多くの店員は「お客さんが何を欲しがっているか」を考えがちだが、河田氏はそれだけでは不十分だと警告する。人は「意味」や「ストーリー」にお金を払うからだ。単に商品の機能や価格を説明するのではなく、その商品が顧客の生活にどのような価値をもたらすかを伝える質問が必要となる。

例えば、「この商品を使うと、朝の準備時間が10分短縮できますよ」といった具体的なベネフィットを示すことで、顧客は自分ごととして捉えやすくなる。

質問を変えると、見える世界が変わってくる

河田氏は、質問の仕方を変えるだけで、店員と顧客の関係性が劇的に改善すると主張する。「何かお探しですか?」という閉じた質問ではなく、オープンな質問を投げかけることで、顧客は本音を話しやすくなる。その結果、店員は顧客の真のニーズを引き出し、最適な提案が可能になる。

商品自体の品質や店舗の立地が良いにもかかわらず、売上が伸び悩んでいる店舗は多い。そんな時こそ、接客の第一声を見直すべきだ。たった一言の質問が、売上を大きく左右することを認識しておきたい。

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