中古車高騰、ランクル300は1000万円超え 投機対象に?販売店の実情
中古車高騰、ランクル300は1000万円超え 投機対象に?

中古車価格が新車の1.4倍、1000万円超えも

発売から5年目を迎えたトヨタ・ランドクルーザー300が、今なおプレミア価格で取引されている。2026年7月上旬時点で、中古車価格は新車価格の約1.4倍にあたる1000万~1100万円に高騰。新車価格が743万6000円であることを踏まえると、300万円以上の上乗せが発生している計算だ。

この背景には、長期間にわたる受注停止がある。ランドクルーザー300は2021年の発売以来、中東諸国を中心とした海外市場向けの需要が旺盛で、V型6気筒3.5リッターガソリンツインターボエンジン搭載車は受注を再開できない状態が続く。販売店関係者は「受注再開のメドは立っていない」と語る。

ランクル250も1.2倍、シビックタイプRは1.1倍

ランドクルーザー250も同様に高値が安定している。直列4気筒2.7リッターガソリンエンジンを搭載する「VX」グレードは新車価格が577万9400円だが、中古車相場は600万~700万円と、約1.2倍だ。販売店によれば「250のガソリン車は現在受注しているが、納期が長引いており、いつ受注停止になってもおかしくない」という。

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一方、ホンダ・シビック タイプRのレーシングブラックパッケージは新車価格617万9800円に対し、中古車相場は600万~700万円とほぼ新車価格並みかやや上回る水準。スズキ・ジムニーノマドの「FC」グレードも新車価格292万6000円に対し、中古車では300万~400万円で推移している。

投機対象になる可能性は?

こうした中古車高騰は、需要過多による単なる価格上昇にとどまらず、投機の対象としての側面も指摘される。中古車販売店の取材では、購入者が転売目的で購入するケースも散見されるという。ただし、すべての受注停止車種が高騰しているわけではなく、車種ごとの需給バランスや市場での認知度が価格に影響を与えている。

専門家は「ランドクルーザー300のように、限定感とブランド力が強い車種は投機の対象になりやすいが、一般の車種ではリスクが高い」と指摘。購入を検討する際は、新車価格との差額や将来の値動きを慎重に見極める必要がある。

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