東洋経済新報社は、2024年上半期(1月~6月)に発売されたビジネス書の中から、売り上げ部数に基づくベストセラーランキングを独占発表した。1位に輝いたのは、世界的ベストセラー『サピエンス全史』を上回る勢いで売れている『人類の未来を変える10のテクノロジー』(著:マイケル・J・サンデル)だ。同書は、AIや遺伝子編集などの最新技術が社会に与える影響を哲学的に考察し、発売から3ヶ月で50万部を突破した。
2位以下も注目作がずらり
2位には、『リーダーのための「質問力」』(著:松本幸夫)がランクイン。上司と部下のコミュニケーションを変革する手法が、管理職を中心に支持を集めた。3位は『脱炭素経営の実践』(著:環境エネルギー政策研究所)。ESG投資の拡大を背景に、企業のサステナビリティ担当者から高い需要があった。
4位以下には、『DX成功の方程式』(著:デジタル庁)や『スタートアップの教科書』(著:堀江貴文)など、デジタル変革や起業に関する書籍が目立つ。また、『老後破産しないための資産形成』(著:金融庁)など、実用書も健闘した。
ビジネスパーソンの関心の変化
今回のランキングからは、ビジネスパーソンの関心がテクノロジーやサステナビリティ、資産形成など多岐にわたることが読み取れる。東洋経済の担当者は「読者は単なるスキルアップではなく、社会全体の変化を理解し、自らのキャリアや人生設計に活かそうとしている」と分析する。
なお、ランキングの詳細は東洋経済のウェブサイトで公開されている。また、上位10作品の著者インタビューや書評も順次掲載予定だ。



