サントリーは10月6日、発泡酒として販売していた「金麦」と「金麦〈糖質75%オフ〉」を、ビールにリニューアルして発売する。10月の酒税改正でビールと発泡酒・新ジャンルの税率が一本化されることを受け、ビール需要の拡大を見込む戦略だ。さらに、10月13日には新商品「金麦〈香る〉」を発売する。
「金麦」をビールに パッケージも刷新
「金麦」と「金麦〈糖質75%オフ〉」は、麦芽比率を50%以上に引き上げてビール製法に切り替える。麦のうま味や飲みごたえを強化しつつ、すっきりとした後味は維持した。これまで掲げてきた「金麦のある贅沢な家時間」というコンセプトは変えず、日常的に楽しめる味わいを目指したという。
パッケージは中央に「金麦」のロゴを配置し、その下に「生ビール」の文字を記載。ビールへリニューアルしたことが一目で伝わるデザインとした。また、7月出荷分から順次、現行商品のパッケージにも「2026年10月6日より、金麦ブランドは〈発泡酒〉から〈ビール〉へ。ご期待ください。」と記載し、事前告知を進めている。
新商品「金麦〈香る〉」は“1日の終わりに自分をねぎらう一杯”
サントリーによると、エコノミー価格帯のビール類を購入する消費者の嗜好は、「飲みやすさ重視」「コク・飲みごたえ重視」「機能性重視」の3つに大きく分かれるという。新たに発売する「金麦〈香る〉」は、このうちコクや飲みごたえを求める層に向けた商品だ。満足感のある味わいとすっきりとした後味で、「1日の終わりに自分をねぎらう一杯」として提案する。
パッケージにはグラファイトグレー(黒灰色)を採用し、高級感を演出。「生ビール」の表記を目立つ位置に配置したほか、「厳選麦芽」「天然水仕込み」といった特徴も記載した。
発売日を1週間ずらす戦略
ビール化する「金麦」「金麦〈糖質75%オフ〉」と、新商品の「金麦〈香る〉」は、あえて発売日を1週間ずらした。まず金麦ブランドがビールになったことを消費者に認識してもらった上で、「金麦〈香る〉」を投入することで、それぞれの特徴を分かりやすく伝える狙いがある。
サントリーは今回のリニューアルにより、ビール市場での存在感を高めるとともに、日常的に楽しめるビールとして新たな需要を開拓したい考えだ。



