百貨店大手のそごう・西武は、そごう横浜店(横浜市西区)の名称を「そごう横浜本店」に変えると発表した。現在進められている改装が終わる令和10年度に変更する予定だ。西武池袋本店(東京都豊島区)と並ぶ重要な基幹店としての役割を明確にする。
そごうの本店を名乗る店舗は、平成21年に閉店した心斎橋本店(大阪市中央区)以来、19年ぶりとなる。
大阪発祥の面影、さらに遠のく
そごうは、江戸後期の天保元(1830)年に大坂・船場で十合(そごう)伊兵衛が古着商「大和屋」として創業したのが発祥。だが、心斎橋本店のほか、神戸店(神戸市中央区)や西神店(同市西区)も閉店し、関西の店舗はなくなっている。
現在の店舗は横浜店のほか、大宮店(さいたま市大宮区)、千葉店(千葉市中央区)、広島店(広島市中区)。横浜店が本店になることで、大阪発祥の面影はさらに遠のきそうだ。
横浜店は売り場面積最大
そごう横浜店は昭和60年に開店し、売り場面積は8万平方メートル余り。そごう・西武では、大規模改修中の西武池袋本店がヨドバシカメラの出店で売り場がほぼ半減し、そごう横浜店が最大になっている。9月末には西武渋谷店(東京都渋谷区)が閉店する。
名称変更は7日に東京都内で開かれた経営方針説明会で明らかにされた。取引先380社が出席し、親会社の米投資ファンド出身で4月に就任した劉勁(りゅう・じん)社長らが外商部門の強化などを説明した。



