新NISAで株式投資への関心が高まる中、銘柄選びのポイントを、資産1億円を築いたサラリーマン投資家のシバウラ氏が解説する。シバウラ氏は著書『本命株が迷わず選べる! タイパ最強の「AI」高配当株投資』(日本能率協会マネジメントセンター)で、将来的に高配当株に育つ銘柄を見抜くことの重要性を説いている。
配当利回りランキングだけでは不十分
配当利回りは、投資家が株を買ったときに得られるリターンを把握する指標だが、現時点のリターンに過ぎない。将来の配当が減る可能性もあり、高配当株投資は長期投資であるため、配当が継続されるかどうかが重要だ。
シバウラ氏は、配当利回りランキングの上位だけを見て銘柄を選ぶのは危険だと指摘する。配当金は企業の利益に連動し、業績が悪化すれば減配のリスクがある。利益以上に配当を出し続ければ、会社の資金が枯渇する可能性もある。
高配当が継続されないケース
配当利回りランキング上位には利回り10%超の銘柄も存在するが、本当にその利回りが維持されるなら株が買われて利回りは自然と下がるはず。高利回りのまま放置されている銘柄は、市場から「いずれ減配される」と見られているサインである可能性が高い。
具体例として、2025年5月20日時点の配当利回りランキング上位にあったダイドーリミテッドを挙げる。同社の配当利回りは11.1%と魅力的だったが、2024年7月に1株あたり5円から100円へ大幅増配した後、2026年2月に50円への減配を発表。2026年3月時点の利回りは6.0%に低下した。
将来高配当に育つ銘柄の4条件
シバウラ氏は、将来的に高配当株に育つ銘柄を見抜くための4つの条件を提示している。その一つが増配傾向と増配率のチェックだ。具体的な条件については、著書で詳しく解説されている。



