新NISAのリバランス、最適な頻度は年1回?プロが20年データで検証
新NISAリバランス最適頻度は年1回?プロが20年データ検証

日経平均株価が7万円を超え、「さすがに上がり過ぎでは?」と感じる投資家も多い。経済評論家でマネーコンサルタントの頼藤太希氏は、ここ数年、暴落が短いスパンで起きていると指摘。資産を大きく減らさないためには定期的なリバランスが有効であり、その最適な頻度を20年分のデータで徹底検証した。

リバランスとは?配分変更とスイッチングの違い

新NISAで買い付けられている投資信託の上位は世界株と米国株が占めており、多くの投資家がトランプショックや中東情勢悪化による株価下落・円高で資産減少を経験した。債券や金など株と値動きが異なる資産に分散投資していても、株式相場が好調だとポートフォリオ内の株比率が上昇。そのまま放置すると株価下落時のダメージが大きくなる。

リバランスには「配分変更」と「スイッチング」の2種類がある。配分変更は積立投資時に毎月の投資配分を変更し、保有資産を売却せずに時間をかけて比率を戻す方法。スイッチングは値上がりした資産を売却し、その資金で値下がりした資産を購入する方法で、機動的に比率を調整できる。

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20年データで検証:リバランスの効果と最適頻度

頼藤氏は、一括投資と積立投資の両方で、リバランスの頻度(毎月、3カ月ごと、半年ごと、年1回、無し)を比較検証。対象期間は過去20年分の市場データを使用した。

検証の結果、一括投資ではリバランスを行わない場合と比べて、年1回のリバランスが最も高いリターンを示した。特に暴落後の回復局面で、スイッチングによるリバランスが効果的に資産減少を抑制したという。

積立投資でも年1回リバランスが有効

積立投資においても、年1回のリバランスが最も安定したパフォーマンスを記録。毎月や3カ月ごとの頻度では手数料やタイミングのロスが生じ、効果が薄れる傾向があった。半年ごとでも年1回に及ばず、リバランス無しでは暴落時の資産減少が顕著だった。

頼藤氏は「後悔しないためにも、年1回は必ずリバランスを行うべき」と強調。特に新NISAでは長期投資が前提となるため、定期的な見直しが重要だと述べている。

専門家の見解:リバランスは長期投資の要

頼藤太希氏は「暴落が短いスパンで起きる今、リバランス無しでは資産を守れない。年1回のスイッチング・リバランスが、手間と効果のバランスで最適だ」とコメント。また、リバランスにより「安く買って高く売る」という投資の基本を機械的に実践できる利点もあると指摘した。

新NISA利用者は、ポートフォリオの定期的な見直しとリバランスを習慣化することで、長期的な資産形成の安定性を高めることができるだろう。

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