小田急と相鉄の大和駅長が語る相互乗り入れの現場
小田急と相鉄の大和駅長が語る相互乗り入れの現場

小田急電鉄と相模鉄道が交差する大和駅。両社の駅長に話を聞くと、相互乗り入れならではの興味深い日常風景が見えてきた。小田急線の大和駅と相鉄線の大和駅は、改札内でつながっており、乗客は両社の路線をシームレスに利用できる。しかし、その裏では両社の駅員が互いの路線に関する知識を求められるなど、ユニークな連携が行われている。

相鉄駅長が語る大和駅の日常

相鉄大和管区の松永純実大和駅長は、次のように語る。「お客さまはどちらの会社の係員かは意識されていないので、窓口では『小田急線の何々駅に行きたいんですけど』とか、ロマンスカーの特急券のこと、小田急さんのスタンプラリーやイベントのことまで聞かれます。とくに中間改札では小田急さんの係員並みの知識を持っていないと対応できないので、我々も面白いです」。

松永駅長は、社会人になるまで小田原線の開成駅が最寄りの実家に住んでいたという。2017年の入社で駅員や車掌、運転士、本社の採用担当などを経験し、2026年4月に大和駅長に着任した。大和のほか、瀬谷・三ツ境・希望ヶ丘の各駅の駅長も務める。「駅員時代は別のエリアの担当だったのですが、大和駅周辺には平日の昼前から営業している居酒屋さんが多くて、泊まり勤務明けに同僚たちと飲むビールが格別でした」と笑う。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

小田急と相鉄の「交差点」としての大和駅

大和駅は、小田急小田原線と相鉄本線が交差する重要な拠点だ。両社の改札は異なる場所にあるが、中間改札を通じて行き来できる構造になっている。小田急側の改札口は南口で、階段を上がった高架上にホームがある。一方、相鉄側の改札口は北口で、入って両側にある階段を下りると地下のホームにたどり着く。画面奥の中間改札を通って小田急線ののりばへも行ける。

朝のラッシュ時には、両社の乗客が行き交い、まるで「スクランブル交差点」のような光景が広がる。改札内に改札機がずらりと並び、乗客はそれぞれの路線に合わせて切符やICカードを使い分ける。両社の駅員は、互いの路線に関する案内を求められることが多く、特に相鉄の駅員は小田急線の知識を必要とされる場面が多いという。

小田急沿線と横浜をつなぐ拠点

大和駅は、小田急沿線と横浜をつなぐ重要な拠点でもある。相鉄線を利用すれば、横浜方面へのアクセスが容易になる。相互乗り入れにより、乗客は乗り換えなしで両社の路線を利用できるようになり、利便性が大幅に向上した。両社の駅長は、今後も連携を強化し、より快適な駅づくりを目指すと語る。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ