マイナビは6月30日、「2026年5月度 中途採用・転職活動の定点調査」の結果を発表した。調査は全国の経営者・役員または会社員で中途採用業務を担当する829人、および全国20~50代の正社員1,378人を対象に、2026年6月1日~5日にインターネットで実施された。
5月の中途採用活動実施率は44.2%、前年比増加
2026年5月の中途採用活動実施率は44.2%で、前月比1ポイント減、前年同月比5.2ポイント増となった。2026年1~5月の平均は42.9%で、2025年平均から2.6ポイント増加しており、企業の中途採用意欲が引き続き高いことが示された。
業種別では運輸・物流がトップ、IT・通信が続く
業種別の中途採用実施率では、「運輸・交通・物流・倉庫」が最も高く55.0%、次いで「IT・通信・インターネット」が52.5%となった。これらの業種では人手不足が深刻で、積極的な採用活動が続いている。
正社員の転職活動実施率は3.9%、30代が最も高い
2026年5月の正社員の転職活動実施率は3.9%で、前月比0.6ポイント減、前年同月比0.7ポイント増となった。2026年1~5月平均は4.0%で、2025年平均から0.4ポイント増加している。年代別では30代が5.5%で最も高く、次いで40代が4.2%、20代が3.8%と続いた。
U・Iターン希望者の採用状況
前年と比べてUターン希望者を採用した企業は31.0%、Iターン希望者を採用した企業は25.8%だった。会社から遠い場所に住む人材の採用に積極的な理由としては、「従業員のワークライフバランス改善につながるから」が最も多く挙げられた。
直近1年間のU・Iターン実施率、地域別の傾向
直近1年間でUターンをしたことがある人は全体で13.1%。勤務エリア別では「東北」が24.4%で最も高く、次いで「中国・四国」が21.1%、「北海道」が16.0%だった。Iターン経験者は全体で6.8%で、「東北」が14.7%と最も高く、次いで「中国・四国」が9.7%、「甲信越・北陸」が7.8%となった。
U・Iターンに興味を持つ理由
U・Iターンをした、または興味がある理由としては、「希望する生活環境に合致するから(自然が多い・人が少ないなど)」が最も高く、次いで「地域社会とのつながりが持てるから」となった。地方への移住志向が、ワークライフバランスやコミュニティ重視の傾向と結びついていることがうかがえる。



