丸紅、川下ビジネスに再挑戦 2500億円投資で消費者向け事業を強化
丸紅、川下ビジネス再挑戦 2500億円投資で消費者向け強化

かつてダイエーの再建を断念し、小売り事業から撤退した丸紅が、再び川下ビジネスへの投資を積極化させている。2026年までに日米を中心に約2500億円を投じ、消費者向け事業の拡大を狙う。同社は過去の失敗から学び、新たな戦略でリベンジを図る。

社内に「消費者向けはやってはいけない」空気

丸紅はかつて、スーパーマーケットチェーンのダイエーを買収したものの、再建に失敗。その結果、社内には「消費者向けビジネスはやってはいけない」という空気が漂っていた。しかし、近年の経営環境の変化に伴い、再び川下ビジネスへの挑戦を決断した。

「負け筋」だった戦略を否定し再挑戦

丸紅が新たに注力するのは、靴メーカーやブランドの買収とそのシナジー追求だ。2024年にはアメリカ最大手のルームシューズメーカー「RGバリー」の株式を取得し子会社化。さらに2026年には、RGバリーを通じてイギリスの老舗スニーカーブランド「ゴーラ」などを展開するジェイコブソングループも子会社化した。その後も、イギリスの老舗ブランドや「ティンバーランド」のルームシューズ販売権を買収している。

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日米中心に2500億円投資

丸紅はこれらの買収を通じて、日米を中心に約2500億円の投資を実施。消費者向けビジネスへの本格参入を目指す。同社の担当者は「過去の失敗を教訓に、今回は持続可能なビジネスモデルを構築する」と語る。

シナジー追求で成長戦略

2026年5月には、RGバリー本社で取締役会が開催され、買収後の成長戦略について議論が行われた。会議には東京本社から訪米した幹部も参加し、消費財ビジネスのプロらが率直な意見を交わした。議論は6時間半に及び、休憩時間を忘れるほどの白熱ぶりだったという。

川下ビジネスへのリベンジ

丸紅は、単なる買いあさりではなく、各ブランド間のシナジーを追求。RGバリーのノウハウを活かし、アメリカ市場での販売拡大を図る。同社は「靴メーカーやブランドの強みを組み合わせ、新たな価値を創造する」と強調する。

かつて「負け筋」とされた川下ビジネスへの再挑戦。丸紅は過去の失敗を乗り越え、消費者向け事業で成功を収めることができるか。今後の動向が注目される。

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