ゆめタウンに敗れたイオン八代SC フードコート全滅、空き区画だらけの廃墟モール
ゆめタウンに敗れたイオン八代SC フードコート全滅

熊本県八代市にある「イオン八代ショッピングセンター」は、約半年後に開業した「ゆめタウン八代」との競争に敗れ、フードコートが全滅し、専門店エリアに空き区画が目立つ「廃墟モール」と化している。同施設は2006年11月に開業したが、ゆめタウン八代が2007年4月に開業して以降、集客力で劣勢に立たされている。

フードコートは全滅、無料休憩所に

2階の直営売り場は埋まっているものの、専門店エリアは空き区画だらけ。フードコート内の飲食店はすべて撤退し、無料の休憩所として使われている。人の姿はあるが活気はなく、寂しい雰囲気が漂っている。外壁には「FOOD COURT」の文字が残るが、その面影はない。

両モールは車で10分もかからない距離に立地。イオン八代は店舗面積約2万3000平方メートル、専門店75店舗、駐車場約1800台に対し、ゆめタウン八代は店舗面積約2万8000平方メートル、専門店90店舗、駐車場約2200台と規模で上回る。ゆめタウンにはユニクロ、GU、デコホーム、ダイソーなど大型店がそろい、空き区画はほとんどなく、平日でも活気がある。

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タクシー運転手「規模が全然違う」

地元のタクシー運転手は「イオンとゆめタウンでは規模が全然違います。ゆめタウンのほうが大きくて何でもそろう。屋根付き駐車場があるので雨の日や暑い日も便利です。若い方はイオンモール熊本まで行っているかもしれません」と語る。実際、八代市の買い物客はさらに巨大なモールへ流出している。

『熊本県消費動向調査報告書』(2006年度)によると、八代市では「大型SCの新規出店などに伴って、地元購買率は上昇に転じた印象を受ける」とされていた。しかし、2005年10月に嘉島町に開業した「ダイヤモンドシティ・クレア」(現・イオンモール熊本)がさらに大型で、八代市からも客を奪っている。イオン八代SCは地元の購買力を一時的に高めたものの、より大規模なモールに客を奪われる構図が浮き彫りになっている。

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