株価7倍のJX金属に学ぶ「増額」の威力と進捗率で上方修正を先回りする方法
株価7倍のJX金属に学ぶ「増額」の威力と進捗率活用法

東洋経済オンラインの公式YouTubeチャンネルで配信された「きしたかのとスパルタ四季報学園」の最新回では、新たに“伝説の編集長”こと山本隆行氏が講師として登場。投資家にとって最も重要な指標のひとつである「増額(上方修正)」に焦点を当て、株価が約7倍に急上昇したJX金属(証券コード5016)の事例を交えながら、大きなリターンを狙うための実践的なノウハウを伝授した。

「増益」と「増額」の違いとは

番組冒頭で山本氏は、多くの投資家が注目する「増益」と、会社四季報で「増額」と記載される上方修正の違いを明確に説明。「増益は前期比で利益が増えることだが、増額は会社が発表した業績予想を上方修正すること。増額の方が株価へのインパクトが圧倒的に大きい」と強調した。実際、JX金属は2026年6月24日時点で株価が約7倍に上昇しており、その原動力となったのが連続した上方修正だったという。

JX金属の急騰を分析

JX金属は非鉄金属大手で、銅や貴金属の精錬を手がける。山本氏によると、同社は2025年後半から業績予想を何度も上方修正し、そのたびに株価が大きく反応した。「四季報のニコちゃんマーク(笑顔マーク)は、増額や増配など好材料を示す。JX金属はまさにその代表例」と語る。番組では、四季報の紙面に記載される「増額」という文字や記号をチェックする重要性を説いた。

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進捗率で上方修正を先回り

さらに山本氏は、営業利益の「進捗率」に注目することで、上方修正の予備軍を事前に発見する方法を解説。進捗率とは、会社が発表した通期予想に対して、四半期ごとの実績がどの程度達しているかを示す割合だ。例えば、帝国繊維(証券コード3302)の事例では、第1四半期の進捗率が驚異的な数値を示しており、その後に正式な上方修正が発表されたという。「進捗率が50%を超えるような企業は、後日上方修正する可能性が高い」と山本氏は指摘する。

四季報の活用法と実践的な視点

番組では、山本氏が現役の四季報記者のように「進捗率」を計算し、上方修正を先回りする方法を具体的に説明。視聴者に向けて「四季報は単なるデータ集ではなく、将来の業績変化を予測するためのナビゲーター。増額や進捗率をチェックすることで、大きなリターンを得るチャンスをつかめる」とアドバイスした。また、出演者のきしたかの(岸大将、高野正成)も、実際に四季報を手に取りながら質問を投げかけ、初心者にもわかりやすい内容となっている。

まとめ

今回の授業では、「増益」よりも「増額」の方が株価上昇に直結すること、そして進捗率を活用して上方修正を先回りする方法が中心テーマとなった。山本氏は「投資の最終判断は自己責任だが、四季報を上手に使えば、プロと同じ視点で買い時を見極められる」と締めくくった。動画内のデータは2026年6月24日時点のものであり、投資勧誘を目的としたものではない。

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