フェノール樹脂を用いた化学品の大手である群栄化学工業の今2027年3月期第1四半期(4~6月)実績は、売上高84億3500万円(前年同期比9.2%増)、営業利益10億3300万円(同58.6%増)、純利益3億7900万円(同18.0%減)と好発進だった。
化学品事業の採算が良化
主力の化学品事業は、売上高70億7200万円(同11.2%増)、セグメント営業利益9億4000万円(同74.3%増)と採算が良化した。牽引役はAIメモリー用の半導体レジスト原料など電子材料向けで、そのほか国内の自動車関連や海外の建設機械向けも数量が堅調に伸びた。
採算が悪化するワケ
好調な滑り出しを見せる一方で、通期では採算悪化を見込む。その背景には、祖業である糖化品の製造販売から年内撤退を決断したことがある。糖化品事業の撤退に伴う費用が通期の業績を圧迫する見通しだ。
配当については、記念配当を含めて20円の増配とする方針が示された。



