上場廃止となった昭和ホールディングス(HD)の前代表取締役・此下竜矢氏(54)が、上場廃止の1週間前に取材に応じ、「ずっと殴られ続けてる」と心境を激白した。実印はすでに返却済みだと主張し、会社側の説明を否定している。
「不自然な倒産劇」に対する2時間の激白
此下氏は、自身が取締役会長を務め、昭和HDの子会社だったウェッジHD(東証グロース)の都内オフィスで、「不自然な倒産劇」に対する思いを約2時間にわたって語った。
「正直、驚いている。思い入れもあるし、ちゃんと経営していたつもり。いったい何が起きたのかなという感じ」と述べた。
会社側の説明を否定し、メールを示す
昭和HDは7月8日の情報開示で、株主総会で再任した役員5人のうち3人と連絡がつかず、実印さえ引き継がれないと訴えて市場を驚かせた。
此下氏はこの説明を否定し、開示をした役員とのメールを示した。それによると、総会があった際の連絡内容が記されているという。
「なんでも聞いてください」から始まった取材
「なんでも聞いてください」。そう言われて此下氏への取材は始まった。上場廃止を目前に控えた中での告白は、経営陣の説明と食い違う部分が多く、今後の調査が注目される。



