韓国、新型コロナの隔離義務を事実上撤廃へ 5月から
韓国、新型コロナ隔離義務を事実上撤廃へ 5月から

韓国政府は、5月1日から新型コロナウイルス感染者の隔離義務を事実上撤廃する方針を明らかにした。これは、新型コロナの感染症分類を現行の2類から5類相当に引き下げることに伴う措置で、感染拡大防止から日常回復へと政策を転換するものだ。

隔離義務撤廃の詳細

韓国中央災難安全対策本部は、5月1日から新型コロナウイルス感染者の隔離義務をなくすと発表した。これにより、感染が確認されても外出や社会生活が可能となる。ただし、症状が重い場合などは引き続き隔離が推奨される。

韓国政府は、新型コロナの危険度が低下し、医療体制に過度な負荷がかからなくなったと判断。感染症分類を2類から5類に変更することで、法的な隔離義務を解除する。5類は、季節性インフルエンザと同じ分類で、隔離義務は課されない。

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マスク着用も緩和へ

さらに、政府はマスク着用の義務も段階的に緩和する方針だ。現在は公共交通機関や医療機関などで義務付けられているが、今後は推奨レベルに引き下げる予定。ただし、高齢者や基礎疾患のある人は引き続き着用が推奨される。

韓国では、昨年12月にマスク着用義務を屋外で解除し、今年1月には屋内でも一部緩和していた。今回の措置により、ほぼすべての場面でマスク着用が自由になる。

専門家の見解

感染症専門家は「韓国は新型コロナとの闘いで一定の成果を上げた。今回の措置は、ウイルスが風土病化しつつあることを踏まえた現実的な対応だ」と評価する。一方で「高齢者や免疫不全者への配慮は引き続き必要」と指摘する。

韓国政府は、新たな変異株の出現や感染再拡大に備え、監視体制は維持するとしている。

経済への影響

隔離義務撤廃は、経済活動の正常化にも寄与すると期待される。特に、観光や外食、小売など対面サービス業の回復が加速する見通し。韓国観光公社は「外国人観光客の増加につながる」と歓迎している。

一方で、企業のテレワーク制度や感染対策の見直しが進むとみられる。政府は、各企業が自主的に感染防止策を継続するよう呼びかけている。

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