不動産調査会社マーキュリーは6月25日、中古タワーマンションの最新流通動向に関する調査結果を発表した。2026年5月に中古流通した東京23区と大阪市の行政区別データを独自集計したもので、東京23区では957戸が流通し、70平方メートルあたりの平均価格は1億9,923万円に達した。
東京23区:目黒区が最高、葛飾区は1億円割れ
東京23区で最も高かったのは目黒区の2億9,349万円で、最低は葛飾区の9,294万円。70平方メートルあたりの平均価格が1億円を下回ったのは足立区と葛飾区の2区にとどまった。前年同月比では23区全体で140万円(0.7%)上昇し、前年の水準を若干上回ったものの、前月比では705万円(3.4%)下落した。
前月比で価格が上昇したのは7区、下落したのは15区と、下落区が増加。特に千代田区の価格が大きく下落している点が注目される。エリアごとの需給バランスの変化が価格に影響を与えているとみられる。
大阪市:北区がトップ、前年比23%上昇
大阪市では471戸が流通し、70平方メートルあたりの平均価格は1億3,254万円。最高は北区の1億7,109万円、最低は此花区の3,367万円で、平均価格が1億円を超えたのは4区だった。前年同月比では2,505万円(23.3%)と大幅に上昇し、前月比でも775万円(6.2%)上昇。供給があった区の半数以上にあたる9区で上昇し、特に北区の価格上昇が顕著だった。
今後の見通し:エリアごとの需給と再開発が鍵
東京23区の中古タワーマンション価格は依然として高水準にあるが、前月比での下落や値下がり区の増加が見られる。一方、大阪市は堅調な上昇を続けている。今後はエリアごとの需給動向や再開発の進捗を見極めることが、物件選びや資産価値の判断において重要になると考えられる。



