100坪敷地に87平米のアメリカン平屋、30代夫妻が薪ストーブだけで快適生活
100坪敷地に87平米のアメリカン平屋 薪ストーブで快適

30代のTさん夫妻が、約100坪の敷地に建てた87平米のアメリカン平屋が注目を集めている。天井高は4メートルを超え、冬場は薪ストーブ1台で家中が暖かく、エアコンは不要という。愛犬との暮らしを楽しむ夫妻に、家づくりの全貌を聞いた。

自分たちの「好き」を詰め込んだ家づくり

もともとインテリアが好きだったTさん夫妻。新居の家具のほとんどは結婚当初から使い続けているものだが、家づくりのプロセスそのものに夢中になったという。扉は場所ごとに色やデザインを変え、玄関から土間に向かう扉にはヴィンテージ風のドアを特注。家具や雑貨も、アウトドアやファッションを愛する夫妻の趣味が色濃く反映されている。

「自分たちが『やりたい』と思ったイメージ写真をInstagramで探して、施工会社の担当者に見せながら一つずつ形にしていきました。もともとやりたかったテイストの家を多く手掛けていた会社だったので、イメージの共有がしやすかったです」と夫は語る。

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DIYやキャンプ道具もインテリアの一部に

土間には鉢植えのグリーンを置き、室内にいながら自然を感じられる空間を演出。DIYも新たな趣味となり、狩猟が趣味の友人から譲り受けた鹿の骨を塗装して飾り棚を自作した。ランタンなどのキャンプグッズもインテリアとして活用し、アウトドア好きならではのセンスが光る。

想定外だった農地転用の壁

快適な平屋生活だが、1点だけ想定外のハードルがあった。もともとこの土地は農地だったため、宅地に変更する「農地転用」の手続きが非常に困難だったのだ。「認可が下りるまで1年半かかりました」と夫は振り返る。

農地転用には、市区町村の農業委員会への事前確認や、膨大な申請書類の収集・提出が必要で、多くの時間と労力を要する。夫は「住宅ローンを組むタイミングや土地の手続きを考えると、少しでも早く動き出すことが大切です。私たちは結婚して2年目くらいで動き始めましたが、あのとき決断していなければ、まだ家は建っていなかったかもしれません。もし農地を活用しようと考えているなら、スケジュールに十分なゆとりを持って計画することをお勧めします」とアドバイスする。

夢を実現した平屋暮らし

約100坪の土地という恵まれた環境を活かし、キャンプ、洋服や雑貨、愛犬との時間――「好き」を具体化したTさん夫妻の平屋住宅。まさに夢の実現といえるだろう。

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