サウジアラビアが主導するOPECプラスは、2023年11月から日量100万バレルの追加減産を決定した。この決定に対し、米国は強く反発している。
米国とサウジの関係悪化
バイデン政権は、原油価格の高騰を招く減産に反対の立場を示している。米国はサウジに対して、政権の意向に沿った対応を求めてきたが、サウジは自国の利益を優先する姿勢を崩していない。
専門家は、今回の減産決定が米国とサウジの関係にさらなる亀裂を生むと指摘する。特に、バイデン大統領がサウジのムハンマド皇太子と会談した直後の決定であることから、米国の影響力の限界が露呈したとの見方もある。
OPECプラス内の温度差
OPECプラス内では、減産に積極的なサウジに対し、他の加盟国からは慎重な声も出ている。ロシアなど一部の国は減産に賛同しているが、価格上昇による需要減少を懸念する声も根強い。
減産決定は、世界経済の減速懸念が高まる中での原油価格の下支えが目的とされる。しかし、インフレ圧力を強める要因となる可能性もあり、国際社会の反応は複雑だ。



