政府は、中小工場の省エネを後押しするため、人工知能(AI)を活用したエネルギー管理システムの導入を支援する新制度を設ける方針を固めた。中小企業の省エネ投資を後押しし、カーボンニュートラル実現につなげる狙いがある。
AIでエネルギー使用を最適化
新制度では、工場の設備や生産状況をAIが分析し、エネルギー使用を最適化するシステムの導入費用の一部を補助する。対象となるのは中小企業が運営する工場で、補助率や補助上限額など詳細は今後詰める。
政府は、中小企業の省エネを巡っては、これまで設備更新などを支援してきたが、AIを活用した運用改善への支援は初めてとなる。省エネによるコスト削減と脱炭素化の両立を図る。
申請は年度内にも開始
新制度の申請受け付けは、早ければ今年度内にも始める。経済産業省が関連予算を確保し、執行する見通し。中小企業の省エネ投資を後押しし、国内のエネルギー消費量の削減につなげたい考えだ。
政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げており、中小企業の取り組みが鍵を握るとしている。



