完全養殖ウナギ販売に開発者ねぎらう 数十年の研究結実
完全養殖ウナギ販売、開発者に感謝 数十年の研究実る

萩原敬三氏は5月29日の記者会見で、店頭やオンラインで同日初めて販売された完全養殖ウナギについて、「研究機関や水産構造が完全養殖の技術について数十年にわたって研究を重ねてきた。販売までこぎ着けたことに頭の下がる思いでいる」と述べ、開発者の労をねぎらった。

世界初の完全養殖ウナギ

販売が始まったのは、養鰻事業の山田水産(大分県臼杵市)が育てた、世界初となる完全養殖ウナギ。蒲焼き(冷凍)を1尾4500円程度で試験的に提供し、消費者の評価をみた上で、商品化を目指している。

資源管理の重要性を強調

萩原氏はまた、ニホンウナギの減少について「天然資源は限られている。取り過ぎてしまえば当然なくなる」と述べ、資源管理の重要性を強調。「いかにして持続可能性を担保するかが、採って食べる側の責任」と語った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

完全養殖ウナギは、親ウナギから卵を採取し、稚魚に育てるまでの全工程を人工環境下で行う技術。天然資源に依存しない持続可能な養殖方法として注目されている。今回の販売は、長年の研究が実を結んだ画期的な成果といえる。

会見では、今後の展開についても言及。山田水産は、試験販売の結果を踏まえ、生産規模の拡大や価格の低減を目指す方針を示した。また、他の養殖業者との連携も視野に入れているという。

ウナギの完全養殖は、水産資源の保護と安定供給の両立を目指す上で重要な一歩。今回の販売開始は、業界全体にとって大きな前進となることが期待される。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ