小惑星「Meizen」命名式 福岡・明善高の校名が宇宙に輝く
小惑星「Meizen」命名式 明善高の校名が宇宙に

小惑星「Meizen」命名式 福岡・明善高の校名が宇宙に輝く

1993年にアマチュア天文家によって発見された太陽系の小惑星が、福岡県久留米市の県立明善高等学校にちなんで「Meizen」と名付けられ、2月24日、同校で命名式が盛大に執り行われました。この歴史的な瞬間は、地域と宇宙を結ぶ感動的な出来事として関係者の記憶に深く刻まれることとなりました。

火星と木星の間に位置する小惑星

この小惑星は、火星と木星の間の軌道を周回しており、直径は推定約3.3キロメートルとされています。札幌市在住の天文家・渡辺和郎さん(70歳)が1993年9月に発見し、2002年に3万7626番目の小惑星として正式に登録されました。しかし、その後長きにわたり固有名が付けられないままの状態が続いていました。

命名の背景と発見者の功績

渡辺さんはこれまでに800以上の小惑星を発見し、日本に関連する地名や人名を国際天文学連合(本部・パリ)に提案して名付け親として活躍してきました。今回の命名は、60年以上の歴史を持つ明善高天文部(現在の地球惑星部)のOBであり、地元選出の古賀之士参議院議員が、20年来の交友関係がある渡辺さんに提案を依頼したことがきっかけです。この提案は昨年11月に同連合の命名組織の会報で正式に発表され、実現に至りました。

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感動的な命名式の様子

命名式では、渡辺さんから中島敦雄校長と同窓会の内村直尚会長に命名額が手渡されました。その後、渡辺さんは小惑星発見の歴史などについて講演を行い、「いつかMeizenまで行くことができる時代が来るかもしれない」と未来への夢を語りました。この言葉は、参加者に希望と感動を与えるものでした。

生徒たちの誇りと決意

地球惑星部部長の中村太陽さん(17歳)は、「母校の校名が小惑星に名付けられたことは大きな誇りです。Meizenを観測して卒業したい」と熱く語りました。この出来事は、生徒たちの科学への興味と愛校心をさらに高める契機となっています。

小惑星「Meizen」の命名は、地域の教育機関と宇宙科学が結びついた稀有な事例として、今後も長く語り継がれることでしょう。福岡から宇宙へと広がるこの物語は、天文学の魅力と地域の誇りを改めて感じさせるニュースとなりました。

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