国の基幹ロケット「H3」6号機が6月12日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、成功しました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、機体は午前9時53分に打ち上げられ、約30分後までに搭載した小型人工衛星6基を予定の軌道に投入しました。機体は大気圏に再突入後、安全に海に落下させました。
今回の打ち上げは、「新形態の初飛行」と「半年前の失敗原因の検証」という二つの役割を担っていました。機体は2段構成で、全長約57メートル、重さ約271トン。主エンジン3基に対して機体側面の補助ブースターがない「30(さんぜろ)形態」と呼ばれる仕様です。
搭載した主衛星はダミー(重さ1.6トン)で、実用の小型副衛星6基(9~65キロ)も相乗りさせました。小型衛星は高度約580キロの軌道に投入されました。
JAXAのH3プロジェクトマネージャの有田誠氏は、打ち上げ後の記者会見で「失敗から短いようで長い半年でした。今日はおいしいお酒を飲みたい」と述べ、眠れない日々が続いていたことを明かしました。



