小山市立博物館が2006年から運用してきた移動式天体望遠鏡搭載車「ほっしー☆OYAMA号」が、老朽化により8月に新型車両へ代替わりする。これを記念し、7月18日から特別展が同館で始まった。栃木市出身で、探査機「はやぶさ2」による小惑星リュウグウのサンプルリターンを成功に導いた宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の吉川真准教授による講演会も8月30日に予定されている。
20年にわたり親しまれた「ほっしー☆OYAMA号」
「ほっしー☆OYAMA号」は、トラックの荷台を改造し天体望遠鏡などを搭載した移動観測車両だ。子供たちに宇宙への関心を高め、知識を広げる目的で2006年に導入された。月1回、渡良瀬遊水地近くの駐車場で天体観望会を開催するほか、小学校の授業や公民館などへの出前観望会にも活用され、これまでに延べ約8万5000人が利用してきた。
新型車両の特徴と期待
今回の代替わりは、車両や搭載望遠鏡の老朽化が進んだため。新型車両には、老舗メーカー「五藤光学研究所」(東京)製の高品質レンズ、車いす用リフト、太陽観測用モニターなどが新たに装備される。荒川和則館長は「子供たちはより鮮明に宇宙を観察できるはず」と期待を寄せている。
特別展と講演会の詳細
特別展では、JAXA所蔵のロケット模型などを展示し、進行中のプロジェクトを紹介。宇宙飛行士が着用するオレンジスーツの試着体験も用意されている。吉川真准教授の講演会は8月30日に別会場で開催され、申し込みは先着順で200人まで受け付ける。特別展は9月23日まで(祝日を除く月曜、第4金曜など休館)。入場無料。問い合わせは同博物館(0285-45-5331)。



