NVIDIAは6月1日(現地時間)、同社のロボット開発プラットフォーム「NVIDIA Isaac GR00T」を活用した人型ロボットの参照設計「NVIDIA Isaac GR00T Reference Humanoid Robot」を研究者向けに公開した。実機はロボット開発を手掛ける中国のUnitreeが2026年後半に販売する予定だ。
Unitree H2をベースにした参照設計
今回の参照設計は、Unitreeの人型ロボット「H2」のシャーシ、シンガポールのSharpaの5本指ロボットハンド、NVIDIAの組み込みAI向けモジュール「Jetson Thor」、そしてNVIDIA Isaac GR00Tを採用している。
手を含むロボット本体は身長約183cm、体重約68kgと人ほどの大きさで、全身で75の自由度(関節が動ける方向の数)を持つ。慣性計測ユニットに加え、手首にカメラ、頭部にステレオカメラを搭載。腕は最大で約7kg、全身では15kgを積載でき、リモート式の緊急停止機能も備える。
研究促進と今後の展開
参照設計の公開により、現実世界における人型ロボットの検証を進めやすくするとNVIDIAは述べている。すでにスタンフォード大学のロボティクスセンターやチューリッヒ工科大学、米研究機関のAi2、カリフォルニア大学サンディエゴ校などが今回の設計を使って研究を進める予定という。
NVIDIAはUnitreeの小型モデル「G1」ベースの参照設計も近く公開する予定だ。



