AI搭載ロボットが介護現場に革命、2027年までに500施設導入へ
AIロボットが介護現場に革命、500施設導入へ

政府は、人工知能(AI)を搭載したロボットを介護現場に本格導入する方針を固めた。2027年までに全国500の介護施設に導入し、深刻化する人手不足の解消と介護職員の負担軽減を図る。複数の政府関係者が明らかにした。

実証実験で効果を確認

経済産業省と厚生労働省が連携し、2025年度から実証実験を開始。すでに20施設で試験運用が行われており、移乗介助や見守り業務で職員の負担が平均30%軽減されたという。政府はこの結果を踏まえ、本格導入を決定した。

導入されるロボットは、センサーとAIで利用者の動きを予測し、安全な移乗を支援するタイプや、カメラで転倒リスクを検知して警告する見守りロボットなど、複数の機種が想定されている。厚労省の担当者は「テクノロジーの力で介護の質を維持しながら、職員の離職防止につなげたい」と述べた。

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財源とスケジュール

政府は2026年度予算案に、ロボット導入補助金として約200億円を計上する方針。1施設あたり最大4000万円を補助し、導入コストの半額をカバーする。また、2027年度までに全国の介護施設の約5%にあたる500施設での導入を目指す。

介護ロボットの市場規模は2023年に約50億円だったが、政府の後押しで2030年には500億円に拡大する見通し。関連企業からは「大きなビジネスチャンス」と期待の声が上がる一方、現場の職員からは「操作に慣れるまで時間がかかる」との懸念も出ている。

人手不足の現状

厚労省の推計によると、2025年度には介護職員が約24万人不足する見通し。特に都市部での不足が顕著で、ロボット導入による省人化が急務となっている。

政府は今後、導入施設のモニタリングを実施し、効果を検証した上で、2030年までにさらに1000施設への拡大を検討する。介護ロボットの普及は、高齢化社会の課題解決の鍵として注目されている。

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