群馬県渋川市の原美術館ARCに、世界的アーティスト、オラファー・エリアソンによるドーム型作品「Sunspace for Shibukawa」が設置され、内部では晴天時に虹が出現する。芝生の中央に銀色のドームが佇み、緩やかなアーチ状の小道を進んだ先で鑑賞できる。
太陽光が生み出す虹の現象
ドーム内部の天井には13個のプリズムレンズが配置され、太陽光を通過させることで虹が現れる。この虹は晴天時のみ鑑賞可能で、季節や時間、気象条件によって刻々と変化する光のパターンが楽しめる。作品は、天空を横断する太陽の軌跡を年間通して視覚的に捉える「観測所」として設計された。
設置場所とコンセプト
作品は赤城山を望む開けた場所に、方位を綿密に計算して設置された。鑑賞者は四季の移ろいや時間の流れを感じながら、自身の行動や状況を光のパターンに重ね合わせて静かに鑑賞することができる。学芸員の山川恵里菜氏は「季節の移り変わりや時間の流れ、気象によって変化する光のパターン、そのダイナミックな天空の運動にご自身の行動や状況をそっと重ね合わせながらご鑑賞ください」とコメントしている。
オラファー・エリアソンの世界
オラファー・エリアソンは、光や水などの自然要素を用いた体験型作品を世界中で発表するアーティスト。本作は、自然現象と鑑賞者の知覚を結びつける彼の代表作の一つとして、原美術館ARCのコレクションに加わった。



