約30年にわたりアドベンチャーワールドで飼育の最前線に立つ清水智子さんが、動物たちの健康を守る上で「日頃の観察と早期発見の大切さ」を強調した。清水さんはラッコやオットセイ、アザラシ、カワウソ、ジャイアントパンダ、ワラビーなどの飼育スタッフやイルカ・クジラのトレーナーを務め、動物病院の一員としても多くの動物と関わってきた。
動物病院での経験がもたらした気づき
特に動物病院で5年間、獣医療の現場に携わった経験は考え方に大きな影響を与えたという。治療に全力で向き合う日々の中で「治療ももちろん大切だけれど、動物たちが毎日健康で元気に暮らせる飼育環境を守りたい」という思いが強くなり、再び飼育現場に戻って日々研さんを重ねている。
観察と早期発見の大切さ
動物たちは言葉で「ここが痛い」「気分が悪い」と伝えることができない。そのため、普段の歩き方や食欲、目線の動き、表情といった小さな変化を見逃さない観察力が重要で、「いつもの姿」を理解しているからこそ気づくことができると清水さんは語る。
動物福祉のさらなる充実に向けて
清水さんは、動物たちが元気に暮らす姿を見てもらい、ファンになってもらえることに喜びを感じている。今後も「心身健全」を守るため、日々の観察を大切にしながらアニマルウェルフェア(動物福祉)のさらなる充実に取り組んでいくとしている。