子育て中の親御さん必見!脳科学者の成田奈緒子先生が、子どもの「論理力」を育てる意外な方法を教えてくれました。それは、なんと「運動」です。今回は、前頭葉の成長に最適な体を使った遊びをベスト9でご紹介します。
なぜ運動が論理力を育てるのか?
人間の脳で論理力を司るのは前頭葉です。前頭葉が急成長するのは10歳以降ですが、それまでの体験がその成長に大きく影響します。走って転んだ時、「どうして転んだ?」「同じように転ばないためにはどうする?」と考える――これが論理力の原点です。幼少期にどれだけの体験をし、論理性を体感したかで、前頭葉の成長に差がつくことがわかっています。
論理力は机の上だけでは身につかない
お勉強だけで論理力を身につけることはできません。自分で動き、失敗し、その結果を受け止める体験の積み重ねが、「なぜ」「どうして」「次は」という思考を生み出します。例えば、「テストの点数が悪かったからおやつ抜き」といった非論理的なコミュニケーションは、子どもの「自分で考えよう、判断しよう」という意欲を奪います。幼少期は「体感としての論理」を学ぶことが大切です。
前頭葉を鍛えるおすすめの遊びベスト9
ここからは、成田先生がすすめる体を使った遊びを9つ紹介します。これらの遊びは、楽しみながら前頭葉を刺激し、論理力を育みます。
- 鬼ごっこ:逃げる・追うという判断を瞬時に繰り返すことで、状況判断力が養われます。
- 縄跳び:リズムよく跳ぶことで、運動と思考の連携が鍛えられます。
- ボール投げ:的を狙うことで、距離感や力加減を考える力がつきます。
- ケンケンパ:片足で跳ぶバランス感覚と、次のマスを予測する力が重要です。
- 雲梯(うんてい):手を交互に出すタイミングを考えながら進むことで、計画性が育まれます。
- 鉄棒:逆上がりなど、体の使い方を試行錯誤するプロセスが論理的思考を促します。
- 砂場遊び:山を作ったり川を掘ったりする中で、因果関係を学びます。
- 木登り:どこに足をかけるか、どの枝が安全か判断する力がつきます。
- かけっこ:ゴールまで一直線に走ることで、目標達成のプロセスを体感します。
これらの遊びは、特別な道具や環境がなくてもできます。ぜひ親子で楽しんでください。
※本稿は『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。



