ノーベル賞の坂口特任教授、医師志す高校生と懇談
ノーベル賞の坂口特任教授、医師志す高校生と懇談

ノーベル生理学・医学賞を昨年受賞した坂口志文・大阪大特任教授(75)が5日、兵庫県と大阪府内の医学部を志望する高校生4人と大阪大病院(吹田市)で約1時間にわたって懇談し、医師を志す者の心構えなどを語った。

この懇談は、大阪大と読売新聞が夏に実施する3日間の「高校生向け医療体験プログラム」の一環。坂口特任教授は2日目に登場し、高校生たちの質問に答えた。

「Tレグ発見はゴールではない」

ノーベル賞に輝いた、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞(Tレグ)」の発見について「ゴールではない。Tレグを生かした、より良い治療を目指して研究を続けている」と述べた。また、「自省を込めて言うと、語学はよく勉強するといい」などと高校時代の過ごし方もアドバイスした。

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「人間関係をつくり議論を」

府立北野高の後藤優明さん(2年)は「現代社会で貫くべきことは何でしょうか」と尋ね、「人間関係をつくり、議論を重ねること。それが君たちの財産になる」との答えを得た。懇談後、清風南海高の森下愛理さん(2年)は「優しくて親しみのわく先生だった。がん治療の話が勉強になった」と振り返った。

このプログラムでは、高校生たちが坂口氏や大阪大医学部の教授陣の講義を受け、手術室内で高度な手術を見学する。その模様は、読売新聞が9月16日付の編集特集紙面で詳報する。

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