約1600万年前の地層から新種シシャモ「イズモシシャモ」発見、島根大が発表
約1600万年前の地層から新種シシャモ「イズモシシャモ」発見

新種シシャモ化石の発見

島根大学は、島根県出雲市内の約1600万年前の地層から新種のシシャモの化石を発見し、「イズモシシャモ」と命名したと発表した。この研究成果は、日本古生物学会の国際誌の電子版に掲載された。

化石は、古生物や地質学を専門とする入月俊明・島根大学総合理工学部教授らの研究グループが2016年に、出雲市稗原町の山間部に位置する「川合層」で発見した。体長は3.9センチで、当初はニシンの仲間と推測されたが、特定には至らなかった。

詳細な調査と新種特定

入月教授の研究室は2024~25年に、魚類に詳しい北九州市立自然史・歴史博物館と共同で詳しい調査を実施。鳥取県で約1700万年前の地層から発見された「ミヤノシタシシャモ」の化石と骨格が似ているが、尻ひれを支える骨の長さが短いことから、シシャモの新種だと結論づけた。

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昨年度まで入月教授の研究室に所属していた、島根半島・宍道湖中海ジオパーク専門員の浜田真実さん(30)が筆頭著者として論文を執筆。研究成果は今年4月、日本古生物学会の国際誌に掲載され、化石は和名「イズモシシャモ」と命名された。

県内2例目の快挙

研究室によると、島根県内で見つかった魚の化石が新種として認められたのは、2024年に発表された深海魚「シンジウキエソ」に続いて2例目となる。浜田さんは「引き続き、イズモシシャモの生息環境について研究を進めたい」と話している。

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