篠田傳さん古里にマイルストーン銘板レプリカ 宇部市で展示
篠田傳さん古里にマイルストーン銘板レプリカ 宇部市

宇部市万倉地区出身の技術者、篠田傳さん(78)が開発に大きく貢献した21型カラープラズマテレビが昨年10月、社会や産業の発展に貢献した製品などに贈られる米国電気電子学会(IEEE)の「マイルストーン」に認定された。篠田さんが古里に贈った認定記念銘板のレプリカが、今月から同市の万倉ふれあいセンターに展示されている。

プラズマテレビ開発の功績

篠田さんは旧楠町西万倉(現宇部市)で生まれ、広島大大学院修士課程を修了後、富士通研究所に入社。1991年に世界初の21型フルカラープラズマディスプレーの開発に成功し、93年に21型カラープラズマテレビの商品化にこぎ着けた。

その後は42型の同テレビの開発にも成功し、富士通研究所フェロー、プラズマテレビ国家プロジェクト開発責任者などを歴任した。「プラズマテレビの父」とも呼ばれている。

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母校訪問とメッセージ

兵庫県在住の篠田さんは、5月下旬に母校の万倉小学校を訪問。「多くの人に見てもらいたい」との思いから、認定記念銘板のレプリカを深田秀郷校長に手渡した。その際、篠田さんは子どもたちに「今も紫外線についてなど色んな研究をしている。何歳になっても新しいことにチャレンジすることは楽しい。皆さんも挑戦を楽しんでください」とメッセージを送ったという。

レプリカの展示

レプリカは縦30センチ、横45センチ、重さ3.3キロ。表面には英語で、篠田さんが富士通の開発チームを率いて「反射型三電極構造を用いた面放電方式」や「フルカラー動画用のアドレス・ディスプレー分離駆動方式」などの発明を行ったことが記されており、「この製品の成功は大型フラットパネルディスプレーのさらなる進歩を促し、大型壁掛けテレビの世界市場を切り開いた」とたたえている。

市や学校は対応について協議し、レプリカを万倉ふれあいセンターの玄関ロビーに展示することにした。深田校長と6年生4人が13日に同センターを訪れ、レプリカと説明ボードを設置した。

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