松前桜の新種100種以上開発の桜研究家浅利政俊さんに英国キール大学が名誉理学修士号を授与、日英友好にも貢献
松前桜の新種100種以上開発の桜研究家浅利政俊さんに英キール大が名誉学位

英国キール大学は、北海道七飯町在住の桜研究家・浅利政俊さん(95)に名誉理学修士号を授与した。浅利さんは育種家として松前町で「松前桜」の新種を100種以上開発し、桜の名所・松前公園で研究・保存に尽力、桜を通じて日英の友好交流に努めた功績がたたえられた。

授与式の詳細

授与式は、同大学の卒業式イベントの一環として7月14日に挙行された。浅利さんは高齢のため、英国在住の著述家で、浅利さんについて昨年刊行した著書『アウシュヴィッツの聖人を追いかけて――ある被爆者と桜守の物語』(岩波書店)がある阿部菜穂子さんが代理で出席した。

阿部さんは式典で、「来年にはウクライナに桜を送りたい。桜を通じて世界から戦争をなくしたい」という浅利さん本人の言葉を代読した。

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キール大学と桜

キール大学は1949年に開学。キャンパスには約240種、300本以上の桜が植えられており、この中には浅利さんが開発した松前桜も多く含まれている。

キール大学による日本人への名誉学位授与は、女性初の日本物理学会会長で、同大への留学経験もある米沢富美子さんに名誉理学博士号を贈って以来2人目となった。

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