福井県立恐竜博物館(勝山市)は27日、同市北谷町で第5次恐竜化石発掘調査を開始し、報道陣に現場を公開した。調査は2045年度まで20年間かけて行われ、新種の発見が期待される。
調査の概要と計画
調査予定地は、第4次(2013~23年度)の調査地に隣接する約7700平方メートル。「手取層群北谷層」(約1億2000万年前)の斜面を掘削し、恐竜類を含む脊椎動物の化石などを収集する。
26年度は、斜面での樹木伐採などの準備作業を進め、岩の一部を取り除くため重要な化石がないか確認する。事業費は6600万円を見込む。
これまでの成果と今後の展望
手取層群北谷層は、1982年に原始的なワニの仲間「ワニ形類」の化石が発見されたのを機に、89年に第1次調査が始まった。これまでに「フクイティタン」など恐竜の新種6種類の化石が発見されている。
第5次の現場責任者の中田健太郎主任研究員は「新種の発見はもちろん、存在はわかっているが詳細がわからない恐竜の解明も進めたい」と話した。



