朝食のひと口目にワカメの味噌汁を飲む習慣が、腎臓と血管を守る効果が期待できることが、書籍『「腎臓にいいこと」、ぜんぶ集めました。』(工藤孝文監修/ホームライフ取材班編/青春出版社)で紹介されている。
味噌汁は塩分が比較的多いものの、血圧を上げるリスクは低いとされる。腎臓の働きをさらに助けるには、具材として水溶性食物繊維が豊富なものを選ぶのが推奨される。特に食後の血糖値の変化を考慮すると、水溶性食物繊維が豊富なワカメが適しており、海藻特有のヌルヌルがご飯の表面を覆い、腸での糖の吸収を緩やかにする。
ナメコや低カロリー具材も有効
ナメコも水溶性食物繊維が豊富で、コクのある赤味噌との相性が良い。海藻やキノコ類は低カロリーである点もメリットだ。ただし、腎臓の機能が既に低下している場合は、カリウムを控える必要がある。ワカメにはカリウムが多く含まれるため、食べ過ぎには注意が必要である。
腎臓は肝臓と同様に「沈黙の臓器」と呼ばれ、ダメージが進行するまで自覚症状がほとんど現れない。重症化すると人工透析が必要になるケースもあるが、食事や生活習慣、環境などの日常的なケアで予防が可能だ。同書では医学的根拠に基づき、腎臓を守り元気にする方法を網羅的に紹介している。



