0~2歳の脳は人生最大の可能性を秘める
脳科学・AI研究者の黒川伊保子氏(『プレジデントFamily2026春号』より)によると、ヒトの脳細胞の数は、産声を上げた瞬間が人生最多だという。さらに、周囲の人の表情や所作に神経系を連動させるミラーニューロン(鏡の脳細胞)の機能も人生最高レベルに達する。つまり、この時期の子どもは「感じる力」が人生最大なのである。
赤ちゃんにとって日常はミラクルな学びの場
赤ちゃんにとっては、風が吹いてカーテンがなびくだけでも驚きの出来事だ。カーテンの動きには、この星の環境を知らせる物理情報や、美しさを伝える感性情報が満載。大人が当たり前と感じる現象から、赤ちゃんの脳は多くのことを学んでいる。
英才教育よりも「感じるままに」が最善
黒川氏は、この時期は赤ちゃんが感じたいまま、遊びたいままに過ごさせることが最高の育脳になると指摘。脳が自ら気づくプロセスが重要であり、大人が意図的に関わる英才教育はあまり意味がなく、むしろ妨げになることもあるという。
母親の情緒安定が子どもの脳を育む
ミラーニューロンが最大に機能する時期には、抱いてくれる人の表情や感情に脳神経信号が連動する。そのため、母親の情緒が安定していることが、子どもの脳が安定して動く秘訣だと黒川氏は強調。家族が母親を支えることこそが、この時期最高の英才教育と言っても過言ではないと述べている。
※本稿は『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。



