さだまさしさん、倉本聰さんをインスタで追悼「褒められたのはたった三つ」
さだまさしさん、倉本聰さんをインスタで追悼

テレビドラマ「北の国から」を手がけた脚本家、倉本聰さんが18日に死去した。91歳だった。これを受け、同ドラマの主題歌を担当したシンガー・ソングライターのさだまさしさんは28日、自身のインスタグラムに2人で映る写真と共に追悼コメントを投稿した。

「一途で不器用で芸に厳しい倉本先生」

さださんは「せっかちで頑固で喧嘩っ早い倉本先生。大好きな紅葉も落葉も雪も待てずに秋の香りのする日に、ぷいっといなくなりました」と倉本さんをしのんだ。

その上で「一途で不器用で芸に厳しい倉本先生。歴史に残る名作『北の国から』の音楽を、若造の僕を信用して、ぽいっと全部任せて下さった俠気の人大恩人でした」とつづった。

最後の対面は45周年記念の舞台

最後に会ったのは「北の国から」放送開始45周年を祝った先月8月9日の富良野演劇工場のステージだったという。倉本さんの登場時の演出について「暗転~照明濃度まで計算し尽くして、浮き上がるように現れ~五郎さんの『遺言』を朗読~ふわりと暗転してあっという間に舞台から去る」というストイックなものだったと振り返り、「今思えばあれが我々への格好良すぎる遺言でした」と記した。

「褒められたのはたった三つ」

さださんは「教わったことが沢山あります。叱られたことも一杯あります。褒められたのはたった三つ」とし、「はかぼんさん」という小説と、詩島まで来て子どものようにはしゃいで羨ましそうに褒めてくれた時、NHK紅白歌合戦で「北の国から」を歌った時の三つを挙げた。

紅白の時は「良くNHKが許してくれたなあ。でかした!!」と嬉しそうだったといい、「まるで僕が先生の仇を討ったみたいでしたけど、あれ、NHKからのリクエストだったんですよ(笑)」と明かした。

また「『北の国から』を500話まで書いてくださいとお願いしていたのに、書いてくれたのかな? 詩島が気に入ったら島に籠もって『西の国から』を書いてともお願いしたのに書いてくれたのかな? もう少し仕事でご一緒したかったです」と無念さをにじませ、「さようならは言いません。先生またね」と結んだ。