7月に発生した熊本地震で、ペットと一緒に生活できる避難所の設置について、被災自治体が苦慮する中、民間団体が一時預かりなどの支援に乗り出している。2016年の熊本地震に続いて今回も、飼い主がペットと一緒に過ごせる避難所を開設した獣医師は「人とペットの関係は密接。態勢の構築は急務」と訴える。
宇城市で一時預かり所を開設
10日、熊本県宇城市の一時預かり所で、30歳代の女性は「地震で犬も不安定になっている。仕事の間だけでも面倒を見てもらえるのはとてもありがたい」と話した。7月28日の地震で宇城市は最大震度7の揺れに見舞われ、市内の女性の自宅は半壊。現在は被害が小さかった実家に身を寄せ、仕事に出る日中は世話に不慣れな両親に任せているが、限界を感じていたという。
無料で延べ32匹を預かる
一時預かりは、国内外で被災地支援を行うNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が8月17日から無料で実施。今月25日までに延べ32匹が預けられた。法人によると、愛犬を自宅に残して避難所と往復し、生活再建がままならない飼い主がいたほか、ペットも車中泊など慣れない環境下で体調を崩すという。