日本映画放送の宮川朋之社長は1日、都内で開かれた放送サービス高度化推進協会(A-PAB)の記者発表会に登壇し、同社が運営する「時代劇専門チャンネル」と「日本映画専門チャンネル」の今後の展開を説明した。
12月1日から時代劇専門チャンネルはCS292からBS255へ、日本映画専門チャンネルはBS255からCS292へチャンネル番号を変更する。宮川社長は、まず12月からスカパー!の視聴者にチャンネル番号の変更を周知することを最優先とし、2027年4月から時代劇専門チャンネルを大きくリニューアルする方針を明らかにした。
4Kオリジナル時代劇を軸に編成
時代劇専門チャンネルは1998年7月に開局。宮川社長は、これまで約30年にわたり『銭形平次』『座頭市』『暴れん坊将軍』など先人たちが作り上げた名作時代劇を中心に編成してきたと振り返った。
BS移行を機に、2027年4月以降は「4K制作のオリジナル時代劇を軸に、新作から名作ライブラリーまでを幅広く編成していきたい」と説明。2024年に始動した松本幸四郎主演『鬼平犯科帳』シリーズなどに加え、新たなレギュラー作品も増やしていく構想を示した。
「時代劇専門チャンネルは、開局当初は“こんなチャンネル、すぐに終わってしまうんじゃないか”と言われたチャンネル」と振り返りながら、現在は多くの視聴者に支持されていると強調。「CSの最強チャンネルがいよいよBS放送に移行させていただく、BSの仲間入りをさせていただくことになります」と力を込めた。
また、2027年3月23日には記者会見を予定し、4Kによるオリジナル時代劇の新作ラインナップを発表することも予告した。
日本映画専門チャンネルもリブランディング検討
宮川社長は、オリジナル時代劇を継続的に制作する意義について「時代劇は本当に唯一無二のメイドインジャパンコンテンツであると思いますし、海外からも注目されているコンテンツでもある」と語る。
その上で「BS放送を軸にしながら、幅広い展開を4Kという高画質でお届けしていくことは我々の使命」と強調。BSへの移行を機に、他の民放BS局とも連携しながら「BSの業界を盛り上げていきたい」と意欲を示した。
一方、日本映画専門チャンネルについても、2028年の開局30周年を見据えて大幅なリブランディングを検討していることを発表。配信や地上波とは異なる専門チャンネルならではの日本映画の楽しみ方を、現在検討しているという。
宮川社長は「12月からチャンネル番号を入れ替え、BS時代劇専門チャンネルとして、より4Kのオリジナル時代劇を制作し、新作から名作ライブラリーまでお楽しみいただけるチャンネルとして生まれ変わります」と意気込みを述べた。