11人組グローバルボーイズグループ・INIが16日、17日の2日間にわたり、東京ドームで『2026 INI 5TH ANNIVERSARY DOME TOUR [CITY OF LIGHTS]』を開催した。グループ初の東京ドーム公演で、2日間合わせて約10万人を動員。デビューから積み重ねてきた5年間の成長と、その先の未来を感じさせるステージでMINI(ファンネーム)を熱狂させた。
開幕から圧巻の演出
開演10分前、メンバーたちの円陣と思われる力強い掛け声がドーム中に響き渡り、客席は即座に反応し、どよめきはたちまち大きな歓声へと変わった。
期待が最高潮に達する中、公演は「Non-Stop」で開幕。30人のダンサーを従え、この公演のために特別にアレンジされた振り付けを披露した。ツアーでは初となるバンド編成に加え、全長164メートルの巨大なV字型ムービングステージなど、東京ドームのスケールを生かした演出を展開。5周年イヤーを迎えるINIは、一挙手一投足で歓声を巻き起こし、余裕と色気を漂わせる洗練されたパフォーマンスで広大な会場を一気に掌握した。
メンバーの思いとユニット曲
初めて立つ東京ドームの光景を前に、木村柾哉は「なんて言ったらいいかわからないぐらい、言葉にできないくらいうれしいです」と満面の笑顔に。腰痛のためパフォーマンス活動を一時休養し、前日16日にパフォーマンス活動の再開を発表した田島将吾は「俺を信じて待っていてくれてありがとう」と、待ち続けたMINIへ感謝を伝えた。11人がそろって立つ東京ドームに、ひときわ大きな拍手が送られた。
ライブ中には、INIやMINIを見つめた佐野雄大が感極まり、涙を流す場面も。それでも「よっしゃー!いくぞ!」と力強く声を上げて気持ちを切り替えると、再び会場を熱く盛り上げた。
16日にリリースされた9thシングル「ANTHEM」のタイトル曲「You Know What To Do」では、メンバーの歌声にMINIの声も加わり、東京ドームを満たすエネルギッシュなステージに。同作の収録曲「BEYOND THESKY」では、激しく噴き上がる炎の特効がロックアンセムをさらに熱く彩った。INIの持ち味である力強い歌声が際立ち、11人の内側にたぎる闘志をそのままぶつけるようなパフォーマンス。結成から5年を経て東京ドームまでたどり着いた、今のINIだからこそ放つことのできるエネルギーが会場を包んだ。
メンバーが4組に分かれたユニット曲では、作詞・作曲などの制作にも参加し、それぞれのクリエイティビティを発揮。11人でのステージとは異なる表情を見せながら、一人ひとりの個性とグループが秘めるさらなる可能性を印象づけた。
デビュー曲から未来へ
デビュー曲「Rocketeer」からは、現在のINIの姿が鮮明に浮かび上がった。リリース当時のがむしゃらな勢いを失うことなく、歌、ラップ、ダンスには磨き抜かれた強弱が加わった。自信に満ちた表情で、カメラに抜かれる一瞬一瞬を見どころへと変えていく11人。デビュー当時の赤く燃え上がる炎が、より高温で静かに燃える青い炎へと変わったかのような、確かな進化を感じさせた。
INIが誕生した『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』のデビュー評価曲「RUNWAY(INI Ver.)」も披露。あの日から変わらないきらめきをまといながら、歌声やダンスは何倍にも成長し、今では東京ドームのステージを心から楽しむ余裕も感じさせた。ここまでの道のりをメンバーとMINIがともに振り返るような、温かな空気が広がった。
最後を飾ったのは、この日が初披露となる「SUPER NOSTALGIC」。クワイヤーのように豊かに重ねられたボーカルとシネマティックなサウンドが、INIとMINIがともに過ごしてきた大切な時間を呼び起こしていく。懐かしさを抱きしめながら、これからも一緒に歩いていこうという思いを代弁するような歌声が、東京ドームのすみずみまで響き渡った。木村が「MINIの皆さんには感謝の気持ちしかありません。これからも一緒に過ごしてくれたらうれしいです。僕たちは皆さんの光であり続けますし、皆さんは僕たちの光です」と思いを伝え、幕を閉じた。
INIは、2021年に開催されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から選ばれた11人で結成されたグローバルボーイズグループ。今年11月3日にデビュー5周年を迎え、同月14日、15日には京セラドーム大阪で同公演を開催する。



