人気気象予報士の森田正光氏は、窪田製薬ホールディングスCEOで医師の窪田良氏との対談で、時代に応じた天気予報の在り方について語った。森田氏は、天気予報は気象庁の断片的な情報をもとに解説者が読み解いて伝えるものだと説明。その上で、悪い予測に偏りがちな中、あえて楽観的なシナリオを伝えることの意義を強調した。
楽観的な天気予報の背景
森田氏は、ある運動会の日に「一時雨」の予報が出ていたケースを例に挙げた。気象庁の予測では半日のうち約3時間程度の降雨で、雨量も大したことないと判断し、楽観的な予報を伝えたという。その結果、小学生の女の子から「森田さんのおかげで運動会ができた」と喜ばれた経験が、前向きな天気予報を続ける原動力になったと語った。
「天気予報に限らず、予測情報は保険をかける意味で悪めに言われることが多い。しかし、深刻でない状況では、いたずらに悪い方に考えるより、楽観的なシナリオがあればそちらを伝えたい。若い頃からそう考えてきた」と森田氏は述べた。
不確実性を含めた情報発信
窪田氏は、日本には横並び意識が強く、他と違うことを発信する勇気が重要だと指摘。森田氏の独自性を称賛した。森田氏は「世の中は確率的にしか決まっていない。未来の不確実性を含めて伝えたい。自分の持てる情報をすべて出し、『森田がそう言うなら外れても仕方ない』と思ってもらえるような解説者でありたい」と語った。
森田氏は、時代に応じて視聴者に選ばれる解説者を目指し、前向きで誠実な情報発信を続けている。その姿勢は、単なる天気予報を超え、人々の生活や幸せに貢献する挑戦として評価されている。



