WOWOW「夜の道標」が放送文化基金賞優秀賞 小高氏が意義語る
WOWOW「夜の道標」放送文化基金賞優秀賞 小高氏が語る意義

WOWOWが手掛ける『連続ドラマW 夜の道標 ―ある容疑者を巡る記録―』が、第52回放送文化基金賞のドラマ部門で優秀賞に輝いた。8日に都内ホテルで催された贈呈式において、企画プロデュースを担当したWOWOWの小高史織氏が登壇し、本作の持つ意義と制作への思いを語った。

優生保護法を題材にした社会派ミステリー

同作は芦沢央氏の小説を原作とし、1996年まで日本に存在した優生保護法を核心的なテーマとして描いている。殺人事件の背後に隠された真実を追う、本格的な社会派ミステリーとして構成されている。小高氏は原作について「芦沢先生が小説で真摯に向き合われて、昇華されて完成されている作品」と評し、制作側としては「どのように映像化していくか」に挑戦したと振り返った。

ドラマを入り口に深い考察を促す

小高氏は自身が小説を読んでこの題材について深く考えるに至った経験から、「ドラマというエンタメの入り口を基にして、この題材について深く考えていただくきっかけの一助となることができれば、もっとドラマが広がるのではないか」と考えたという。その思いから、さまざまな監修を経て作品制作に臨んだと明かした。

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キャストと監督への謝意

小高氏は、繊細で難しい役柄に挑んだ主演の吉岡秀隆をはじめ、全キャストに感謝の意を表した。また、脚本も手掛けた森淳一監督については、「どこまでこの題材をドラマチックに描いてよいかなど、逐次熟慮しながら精密に演出をいただきました」と、その緻密な演出を称えた。

受賞が示す今後の道標

最後に小高氏は「本作を受賞したことが、次、創作者としてこの時代にどんな作品を作るかということに向けて、ある種の道標を示してくれたように感じております」と述べ、今後の創作活動への意欲を示した。この受賞は、社会派ドラマの可能性を広げる一歩として、業界内外から注目を集めている。

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