婚活のリアルを漫画化、婚姻件数47万組割れの背景に価値観の変化
婚活のリアルを漫画化、婚姻件数47万組割れの背景

現在の婚活は、「好きになれたら結婚する」という単純な構図ではなくなっている。出会いがあっても決めきれない、条件は悪くないのに踏み出せない――そんな違和感を抱えたまま婚活を続ける人は少なくない。

厚生労働省の人口動態統計によると、2023年の婚姻件数は47万4,717組まで減少し、平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.7歳に達した。さらに国立社会保障・人口問題研究所の調査では、18~34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた割合も、男女ともに低下傾向が続いている。

婚活の背景にある価値観の変化

背景には、仕事や収入への不安、SNSを通じた出会いの変化、「結婚しなくても生きていける社会」という価値観の広がりがある。そのなかで多くの人が、「結婚したい気持ちはある。でも、このままでいいのか」という答えの出ない問いを抱えている。

今回、マイナビニュース会員の婚活経験者に寄せられたリアルなエピソードをもとに、同メディアでも人気の漫画家・青木ぼんろさんが感情の揺れをそのまま漫画に描き出した。作品では、「実家住みの男の人って…」という婚活で出会った女性からの厳しい一言に男性が思わず困惑する場面などが描かれている。

婚活のつまずきと社会の設計

婚活のつまずきは、個人の努力不足だけで片づけられるものではない。住まいや所得、働き方といった生活基盤、そして結婚支援やマッチングの在り方――社会の設計が選択の重さを左右している。

一人で抱え込む「孤独な競走」から、納得できる選択へ向かうために。婚活の現場にある感情を見つめ直すことは、これからの結婚のかたちを考える入口でもあるかもしれない。