俳優の渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)が17日に放送される。今回は神奈川県鎌倉市の品川邸「鎌倉の山に溶け込む 草屋根の家」を訪れる。
山の中腹に建つ個性的な外観
品川邸は鎌倉の街並みを見渡す山の中腹に位置する。車が入れない細い山道沿いにあり、3枚の屋根がねじれるように角度を変えて重なる特徴的な外観が目を引く。山の風景に溶け込む草屋根を備え、建物の内外で自然を楽しめる住まいだ。
広さ約21畳のLDKは、床を半階分掘り下げることで天井の高い大空間を実現。外からの視線を避けながら、窓の向こうに広がる緑の景色を堪能できる。一部は2階まで続く吹き抜けとなっており、開放感を生み出している。
自然とつながる設計
山の斜面を再現したような階段はテラスへとつながり、ウッドデッキのテラスは家にいながら自然を感じられる場所。造作ベンチと水栓も備え、屋外でくつろぐ時間を楽しめる空間となっている。
廊下と書斎を兼ねたスペースには、木々に面したデスクと背面の本棚を造作。障子付きの窓を開けると、そのまま草屋根へ出られる設計だ。草屋根は約15畳の広さがあり、青々とした芝生が一面に広がる。周囲の緑と一体化したような景色の中で、眼下に鎌倉の街並みを見渡せる。
寝室は最大天井高4.8メートル。南側には障子付きの窓が設けられ、LDKの吹き抜けとつながっている。寝室からも草屋根へ出ることができ、家のさまざまな場所から自然とのつながりを感じられる構造だ。
竣工は2026年1月。敷地面積は167.2平方メートル(50.6坪)、建築面積は66.9平方メートル(20.2坪)、延床面積は119.6平方メートル(36.2坪)。構造は木造在来工法で、設計は白石圭/S設計室と酒井真樹/酒井真樹事務所が担当した。