フジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(HD)は25日、株主総会を開催し、取締役選任などの議案を可決した。同社の清水賢治社長(フジテレビ社長兼任)は総会後の囲み取材で、新たに選任された役員の狙いを語った。
フジテレビ史上初のCOOに石原隆氏
承認された人事案では、フジHDの取締役にニッポン放送社長の檜原麻希氏が、フジテレビの代表取締役に共同テレビジョン社長の石原隆氏がそれぞれ選任された。特に石原氏は、フジテレビ史上初となるチーフ・コンテンツ・オフィサー(COO)のポジションに就き、コンテンツ企画の総責任者を務める。
清水社長は今回の人事について、5月に打ち出したグループ目標達成に向け「コンテンツに対する深い理解、知見が必要」と強調し、「最適な特性を持った方々を招いた」と説明した。
ヒットメーカー・石原氏の実績
石原氏は1984年にフジテレビへ入社。編成部に配属後、『世にも奇妙な物語』『古畑任三郎』『HERO』などの人気シリーズを数多く手がけたヒットメーカーとして知られる。取締役編成統括局長などを歴任し、2021年に日本映画放送社長、2025年からは共同テレビ社長を務めている。
清水社長は石原氏を「単にクリエイティビティが高いだけではなく、極めて再現性が高い企画の立て方をする」と評し、「理屈と感性とのバランスが極めて良い」と人物像を語った。さらに「投資効率も合わせて理論的にも考えられる人間だと思っているところが彼を評価する理由です」と述べ、その起用理由を明かした。
清水社長との関係と期待
清水社長は石原氏の1期後輩で、編成部時代を共にした間柄。清水社長は石原氏の理論と感性のバランスに加え、投資効率を考慮した企画立案能力を高く評価しており、今後のコンテンツ戦略の中核を担う存在として期待を寄せている。



