ソニー、PS5 Pro発表へ 高価格でも需要見込む
ソニー、PS5 Pro発表へ 高価格でも需要見込む

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、プレイステーション5(PS5)の上位モデル「PS5 Pro」を年内にも発表する見通しであることが、複数の関係者への取材で明らかになった。価格は10万円を超えるとみられるが、ソニーは高性能なGPUとレイトレーシング機能の強化により、コアゲーマーからの需要を喚起する計画だ。

PS5 Proのスペックと価格

PS5 Proは、現行のPS5と比較してGPU性能が約2倍に向上し、レイトレーシングの処理能力が大幅に強化される。また、ソニー独自の超解像技術「PlayStation Spectral Super Resolution(PSSR)」を搭載し、4K/60fpsの安定した描画を実現する。価格は599ドル(約9万円)から699ドル(約10万5000円)とみられ、日本国内では12万円前後になる可能性がある。

発売時期と市場戦略

発売は2024年11月から12月のホリデーシーズンを予定。ソニーはPS5 Proを「ハイエンドゲーマー向け」と位置づけ、PS5の累計販売台数(2024年3月末時点で約5900万台)のうち、約10%にあたる600万台程度の販売を見込む。アナリストは「PS5 Proは、価格に敏感でないコアユーザーにアピールする戦略だ。一方で、一般ユーザーには現行PS5の値下げも検討する必要がある」と指摘する。

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競合との比較

マイクロソフトはXbox Series Xの上位モデルを計画していないとされており、ソニーはハイエンド市場で先行する狙いがある。また、PCゲーミング市場の拡大に対抗するため、PS5 Proは「コンソールでありながらPC並みの性能」を謳う。ただし、価格が高額なため、VRヘッドセット「PS VR2」の普及にも影響を与える可能性がある。

ソニーの業績への影響

ソニーのゲーム部門は2023年度に過去最高の営業利益を記録したが、PS5の販売台数は2024年度に減速すると予想される。PS5 Proの投入は、収益の下支えとともに、プレイステーションネットワークの課金収入増加にも寄与する見通し。ソニーはPS5 Proの発表を9月にも行うとみられ、詳細なスペックや価格が注目される。

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