長谷部浩平六段が第39期竜王戦4組決勝で飯島栄治八段を破り、クラス優勝を果たした。飯島八段は終盤で有力な手を逃したことを「凡ミス」と悔やんだ。
研究手で先攻
本局は6月1日に東京・将棋会館で行われ、振り駒で飯島八段の先手となった。相掛かりに進み、飯島八段が愛用する6八玉型に対し、後手番の長谷部六段が研究手の△7五歩で先攻した。
長谷部六段は「攻め将棋の印象で、指しにくい手を着実に拾われるのを警戒した」と説明。飯島八段は▲2五飛と浮いて研究を外し、「若手に正面から研究勝負をすると勝ち目は薄くなる」と語った。
終盤の決め手
飯島八段は「ベテランが若手と対戦するときは力戦調に誘導したほうがいい」と述べ、互角の形勢で終盤へ。しかし、長谷部六段が△7六香と打ち、飯島八段は「手厚い△3三銀を見落としたのは凡ミス」と嘆いた。長谷部六段は「想定通り」と語り、勝利を収めた。



